2012年10月30日火曜日

麺ごころ佑庵@岡谷市 インスパイアでも隠せない独自性

「佑庵」が作る寸八の豚骨醤油らぁめん

むしろ周回遅れの出遅れですが(汗)
長野Komachiの今年のラーメン特集は、
県内有名実力店が2組づつ組んで、
互いの麺をインスパイアして作るという、
夢のような、身も蓋もないようなものでした。

今回は未食店もそれなり、
また、1ヶ月という期間の短さもあって、
ほぼ無視に近い状態で。
ただ、こちらのみ提供が11月末だったので、
タイミングを見つけていただいてきました。

実際にはこの期間“以前”から裏メニューとして
このようなスタイルは提供されてたようです。

“化調”(味の素に代表されるようなもの)が
決め手、などとも評される家系に、
無化調でどう攻めたのか?興味津々。


スープについては、この日はやや体調不良で
対峙したため、細かな表現が言えないのですが、
何とも丸いスープ。豚骨以外のベースのうまみは
昆布で取っている、ということですが、
存在感を感じることもなく。

寸八とは醤油も違う?
最近寸八も食べてないので比較できませんが、
“家系”といったくくりがきっちり表現されているなぁ、と。

これが無化調、と思うと、佑庵の実力を感じます。
麺もそれっぽいもの、ということで、
同じなのは器くらいのはずですが、
記憶にあるものとはほとんど違いないと錯覚する
そんなくらいのもの。

この逆(寸八が佑庵インスパイアした)のは、
梓川か上田でないと食べられなかった、
というハードルですでに諦めています(汗)
これはこれで面白かったんだろうなぁ…




佑庵には、某高田馬場の元ラーメン王のような
お遊びをちょっとやってほしい、感が。パイナップルでつくって下さいとは言いませんので(笑)

2012年10月27日土曜日

餃子食堂@箕輪町 地味だけどスゲェ新作!

岩のり青さチャーシューめん

さて、長野Komachiに続いて、
おらが町のタウン誌こと(笑)、
e-10もラーメン特集の時期です。

今回の特集のメインはチャレンジものでしたが、
ちょっと…といった感(汗)
大盛りはまぁ、ともかくとして
30辛は本当に生死にかかわりそうで。
凌駕Ninjaで20辛味見したときでも、
粘膜がやられましたから。

その中でもこちら、
かなり真っ当に新メニューを開発してきました。

名前はe-10掲載のもの。
食べたときは店頭メニューになかったので、
ある種のゴリ押しでしたが(汗)

結構手間がかかるメニューのようです。

岩海苔・アオサをこれでもかと盛ったところへ
熱したごま油をぶっかける、このことで、
特有の生臭さがほぼ消え去り、
海苔のいい香りとパリパリ食感だけが残るという。


しかも、ゴマ油自体はベーススープにコクを与え、
これはいい工夫!
植物性油のせいか、重さも感じませんし。
焙りチャーシューも、この構成にはよく合います。

じゃげな系の面白さは、
ときどき大胆な変化球を放って来るところ。
うまくいかないこともあるし、
時として奇跡のバランスが生まれたり、とか。
今回はその奇跡のほう!

とりあえず、昼間っから餃子で一杯やる計画を
どうにか実行できないか、
さらに検討しなければならない時が
来たようです…(笑)

この麺については、120点!

2012年10月24日水曜日

雷音@駒ケ根市赤穂 あっさりはどうなのよ…?

あっさりダシの塩ラーメン

こちらも久しくうかがっておりません。
だとすればメニュー筆頭を食べるべきなのですが、
ちょうどこちらがありましたので。

イメージとしてこんな感じしかありませんから、
あっさりと言われても、どんなものなのか
想像すらつきません。

どういうものが出てくるか、だけは事前情報で
見ていましたので、躊躇なく。

…結構賑やかな見た目ですね。
野菜類が多いことが目立ちます。

スープを一口、ん?
たぶんアオサとアサリからかと思いますが、
やや生臭みがあるような?
きわめて繊細な清湯なだけに、香りが…


低加水の麺は食感もぱっつんとしていて、
この超シンプルな塩味スープには合っています。

個人的には、アサリいらないのと、
アオサは半分以下でいいのかな、と。
お麩については、どっちでもいいかな。

むしろ、もっとシンプルにそぎ落としていった方が、
意図がわかりやすくなりそうな、そんな感じ。

雷音ラーメンとか、がっつけMENとかは
何とも素晴らしいクオリティなだけに、
この塩は少し構成を変えてみた方がいいと思いました。

ベースはいいと思う。具材の選び方、
まとめ方が、…?

そうはいっても、まぜMENとか興味深いのが
結構まだありますので、
これくらいでこちらに対しての興味は消滅しないのですけどね(笑)

2012年10月21日日曜日

麺匠KAGURA(神楽)@駒ケ根市 南信の元祖鶏白湯の雄!

こってりしょうゆ 煮玉子 チャーシュー


久々です。
今年はいーらぐーらができたことで、
南信では鶏白湯が今ホットなのです。

生活範囲ではないだけに、
駒ケ根の店に行く機会って、ほとんどない。
そんな中でもたまたま用事があったので。

いろいろ新メニューは出ています。
そういえば、ワンタンはなかったような。

とはいえ、久々ですので、メニュー筆頭で。
諸事情諸々ありまして、玉子チャーシュー付きで。

# 毎回ありがとうございます&お気遣いなく。

麺は佐野実(支那そばや)監修のもの。
ガチンコラーメン道の人、と言った方が
一般には通りやすいかと…(汗)
これが、まぁ開店当初っからですが、
今どきの麺から比べると、柔かめなんです。
これ、食べ進んでもヘタらないので、
この状態がまさに想定されているもので。

このしなやかさこそがスープとの絡みにも影響している…ような。
たぶんかためオーダーはすべきでない。
興味としてはありますけれどね。

さて、スープですが
鶏白湯なのはいーらぐーらもそうなのですが、
いーらぐーらはあえて言うなら“静”のスープ、
そしてこちらは“動”のスープ、と表現したい。

阿形・吽形なんて言い方したら、
ラーメンイベントでは面白いかもね。

でも、それくらい大きく違うし、よくできている。
久々に食べて、普通にスープ完飲ペースだったし。
むしろ、以前よりも全体が固まってきているのか、
味変の辛子ニンニクいらないカモ、と思うくらい。

そして、いーらぐーらを試したら、
ぜひこちらと比較してほしい。
まさに信州ラーメン界のレベルの奥深さを感じられると思う。
やっぱすげぇや、いい加減がむしゃらもコンプしたいんだけど(笑)

いまだ未食なあっさり、
そしてつけめんやみそ、しおetc.
気楽にリピートできる距離でないからなぁ…

2012年10月18日木曜日

らあめん怒寸屋@松本市桐 学生街の…

金のらあめん? 背脂マシニンニク少な目


もはや周回遅れなんですが…
寸八グループの昨年末開店したお店。

場所柄、昼は学生、夜は居酒屋形態な様子。

もちろん、いざという時に使えるお店探しの
一環として、今回初めて伺いました。


メニューは注文のつど渡されます。
結構いろいろあった気が。

とりあえずメニュー筆頭で。
これといって事前情報がなかったので、
アレンジも適当に。

のちに調べたところ、
麺は平打ちらしい。この日はあまりそうも思えず。
寸八で普通に見かけそうなタイプに感じました。

この中では決定的にニンニクが支配。
本当にこのバランスなんだろうか?
と疑問を持つくらい。

混ぜる前の状態でニンニク感だっただけに、
ちょっと評価が難しい…

ほかのメニューから評価していかないと、
ちょっと僕には難しい味だったかなぁ。。。

2012年10月16日火曜日

二代目丸源@松本市高宮 きゃべとんに対峙して思う

きゃべとん


相当に久しぶりな気がします。
松本は課題店が多すぎる!

いざ、という時の抑えの店を増やすウィーク、
何のためのいざ、かはさておいて(汗)

さすがに今回は迷いはありません。
…といいながら、餃子を食べるかどうかは迷ったw

今回は完全ノーマルです。

第一印象から、ちょっと変わった感。
スープの濁りがなくなっています。
背脂はありますが、どちらかといえば、
シャープなキレのあるスープ。

全体的に、少し軽くなった感。
麺はそれに合わせているのか、
やや細め、食感で楽しめる感じ。

キャベツも、火が通してあるので食べやすく、
甘みが出てスープに寄り合う印象。

店内メニューではラー油等での味変を
薦めていますが、まさにそういうのがよく合う。
残念ながら、ラー油が出ていなかったので、
フライドガーリックのみでの確認ですが。

個人的印象では、
じゃげな@南箕輪に通じるものがあるな、と。

〆に酢を入れて楽しむことも
薦められていたりして。

どっかで既視感。
だけど、完成度はかなり高いですよ、これは。

2012年10月14日日曜日

麺屋 竹@伊那市山寺 深夜の伝説候補店?

塩ラーメン


2回目。
前回もそうでしたが、麺メインな感じがしない。
ともあれ、私的目的は麺ですから、淡々と。

前回は醤油味でした。
今回は塩味です。背脂有無は聞かれず。
少なくとも、塩では背脂は入らないみたい。

具の構成などは、
醤油の時と変わらず。
ねぎの刻みの粗さは、他メニューへの流用目的も
あるのかもしれない。

麺の印象も大きく変わらず、
これといって変化させているようではなさそう。

この構成だと、
ねぎの辛みがやや勝ち気味な気がします。
それ以外では、かなりシンプル。
悪く言えば、お手軽すぎる、かな。

選択肢の多様化という意味合いでは、
非常にいいことです。

たぶん、チャーシューメンのが
こちらのベストバランスになりそうな気がします。

機会があれば、餃子でもつまみながら
飲みたい気分です。h

2012年10月12日金曜日

幸楽苑@伊那市 見せてもらおうか、濃厚魚介つけめんとやらの実力を!

贅沢濃厚魚介つけめん

前回からも割と気になっていたもの。
確認するのはまさに今でしょう!

写してはないけれども、今回もギョーザセットで。
さすがにつけめんにチャーハンは違う気がして。

そうはいってもこちら、
幸楽苑のメニューの中ではおそらく最も高い部類。
何が特別かを見極めようと思います。

麺を見る限り、
通常ラーメンと共用と思われ。
逆に、こうしてみるとむしろつけめんのほうが
ビジュアル的にハマっているとも言えなくもない。

つけだれが、特別感。
たぶん、他との共通性はこれだけがない。
粘度は特別高いこともないけれども、
さらりと魚粉が来る感覚など、結構それっぽい。
んで、バランスとしてはかなり万人向けな感。

つけだれには具材は入っておらず、
すべて別皿、というのはコントロールの容易さ?
具材はどう考えても通常ラーメンと同じもの。

麺だけは水で〆られているだけに、
食感が大胆にブリブリしています。

これは何というか、
雰囲気を楽しむ体のものととらえた方が良さ気。
おいしいけれど、やっぱり幸楽苑。

それって、大事なことなんですけれども。

個人的備忘録。
どう考えても中華そばセットの圧倒的コスパよ。






2012年10月10日水曜日

麺づくり蒼空@南箕輪村 秋恒例のアレをいただきます!

鴨つけ

う~ん、今年ももうこの時期になったのか…(汗)

約10か月ぶり
もはやこれを食べずして上伊那のラーメンフリークは名乗れまい。

んで、毎年、変わらないような変わっているような、
その辺の見極めが難しいメニューでもあります。
素直に聞けば、どうなのかわかりますが(笑)

10月初旬に頂きました。

ビジュアル的には昨年と大きく変わらず。
食べてみても、やや動物系なダシ感が強い印象あれど、大きく変わったような印象はありません。

強いて言えば、バランス感が、ちょっと違うような。
作る人による誤差、といった感。

麺、鴨ともに高い水準。
実は今回、特盛していますが、
そうするとスープ割がいらない感じです。
むしろ、わさびがもうちょっとあると、変化出しやすくて、より食が進む、かな。

次回食べるときは普通盛りで試したいところ。
もしかして、ですが、やや例年より
塩分からのエッジ感がやわらかめ、というような。


この傾向が全体的なのかはわかりません(汗)
たまには通常メニューいかないといかんねぇ。

次回は鴨増しでいきたい。
あと、これを温かい汁で食べたい、と書いたのは
何時だったか… 書いてないカモだけど(汗)
ちょっと無理しても、お願いしたい、
そういう雰囲気を今回は強く感じました。

もうちょっと通わないと、ねぇ。

今回は裏面がなかった。
変わっていない証左、なのかな?
今年は数回以上は試したいし、蒼空仕様も、
鴨増しも、やれるオプションは全部やりたいなぁ。

2012年10月8日月曜日

まんだら亭@伊那市入船 深夜の入船伝説はザ・ラーメン!

チャーシュー・ザ・ラーメン


何度でも言います。
ここは入船の伝説であるっ!

今回はガチの王道で、
とろけんばかりのチャーシューを存分に楽しむ。

深夜2時過ぎにもかかわらず、
まったくもって満席状態が継続している。
カウンターだけだし、とはいってもすごい。

両隣はすっかり出来上がっているグループの中、
肩身狭くラーメンをすする。これがまた(笑)


久しぶりの王道に、心が弾みすぎていました。

この日はスープ・チャーシューとも、完璧。
透き通っていながら、芯のあるスープ。
とろけんばかりの柔らかさと肉のうまみを同時に持つチャーシュー。
あぁ、体に染みわたる…幸福感。

飲んだ後の〆として完璧なだけでなく、
ラーメンとしての完成度の高いことよ。

昔、まだ珍豚美人(ちんとんしゃん)として
やっていたころから比較していけば、
今は味噌ラーメンもやっているし、
肉うどんもあればソーキそばもあり、餃子もある。
でも、このザ・ラーメンはその時のまま、
“ザ・ラーメン”、なんだよなぁ…

でも、まだきっと他にも
この街には伝説が存在しているような気がします。
飲みにいかないからなぁ…(汗)

2012年10月6日土曜日

幸楽苑@塩尻市広丘 レギュラーを淡々と

味噌らーめん


個人的には、チェーン店の中で
なぜか一番抵抗無くなじんだお店です。

おなじみラーメン大学も、くるまやもおおぎやも、
どうもしっくりこないのですが。
それだけ安い舌ということで(笑)

当然、全メニュー食べてなんかいませんから、
たまには良かろう、と味噌系から。

さほど待つこともなく、
登場します。
どこをとっても安心の安定感。
面白みもないのですが、それはそれで。

意外にも、味噌がとげとげしくなく、
しっとりなじむ感じなのが好印象。

ライス系にも、おかずとして食いやすい感じ。
スープとしても、強すぎず、かといって弱すぎず、
何ともいいねぇ。

今回餃子もついでに頼んだんですよ。 

うーん、これはどう評価したものか…(笑)

確かに、うまいけど、だから?
みたいになるんですよ。 個性がなくって。

やはりチャーハンも存在して初めて
ラーメン半チャン餃子セットという、黄金の
組み合わせになるんでしょうな。


濃厚魚介つけめんは気になり続けているので、
次回は確認しましょう。

2012年10月4日木曜日

山岡家@松本市芳川村井 つけ麺いってみよっ!

醤油つけ麺 味玉


24時間営業なこちら。
非常事態な時(どうしてもラーメン食べたい!)
には、なにかとお世話になるだろうと、
携帯会員になっているわけで…

んでまぁ、今回はそんな非常事態に
なっちゃったわけなんですよ(笑)

でも、正直な感想で言えば、
積極的には気が向かない系なお店、というのも
また個人的本音。

それでも、携帯クーポンも使えるし、と
つけ麺狙いで。

この日は前客0、後客2という、実に静かな
絶賛夜中モードでした。

なので、つけ麺もかなり早い提供に。
割スープが標準でついてくるのか…

つけだれのほうは、酸味のよく効いた、
豚骨白濁な感じのもの。
濃いので適度に割ってください、と言われても、
塩分濃度もたいしたことない感じだし。
油が、これ豚系のものだと思うのですが。
ちっと酸味強すぎ感。

割スープはしたがって白濁豚骨ベースになるのですが、こちらがなかなかどうして。
単体でも、意外にしっかりしていて、
少しつけだれを混ぜてすすると、むしろこれが
今回の一番の収穫、といえるようなウマさ。

つまり、デフォだとバランス悪い、ということ。
ラーメンのほうは割とイケてたのになぁ。

麺については、
見た通りの中太の素直なもの。
水で〆てあるので、歯ごたえはいいよね。

海苔は、つけだれのほうにあるべきなんじゃ…?

携帯クーポンの味玉以外は
つけだれ内のサイコロチャーシューとねぎ、ゴマ。
24時間営業を考えると、
こんな感じに落ち着くのでしょうかねぇ…?

今回の限定、もやし味噌ラーメンはいまいち、
そそられない感が。
おすすめの醤油ネギラーメン食ってからでないと
真の実力は見えてこないのかも知れない、
というほどのことも考えていませんが(汗)

伊那市にあれば、通うんだろうけど、ね。